2008-08-31

ずぶ濡れ帰宅後コメント

「久しぶりに日差しが強くて暑かった。だから今日こそはさすがに来ないだろうと思ってたけど、この通りさ。そこで僕は雷神に言ったんだ、「YOU WIN」ってね。僕の負け。そうだろ?」─ micky

Beijing (追記)

ネット規制で有名な中国。万里の長城をもじって「グレート・ファイアウォール」とも呼ばれるこの国家規模のシステム、規制具合を実際に体験してみたい!と思っていたのでした。事前にWikipediaで調べたところ、検索クエリやメール本文を対象にした特定のワードをはじめ、特定のニュースサイトやブログサービスがまるごと閲覧不可といった情報があった。

そこで持っていった iPhone の Safari で、予め目星をつけておいたいくつかの大手サイトを実際に巡回してみた。キャッシュはもちろんクリアしてから。特定のワードでの検索は何だか当局にマークされそうな気がしてやめた(小心者)。

Wikipedia(ja/en/zhそれぞれのメインページ)、Google、Gmail、Yahoo!(USA/Japan)、百度 Japan、Blogspotを利用したブログ、Typepadを利用したブログ、BBC(TOP/NEWS/中文)、NHK(TOP/NEWS/中文)、mixi、Flickr、YouTube(検索のみ)、を試したが、すべて問題なく表示できてしまったため、拍子抜けしてしまった。

※接続キャリアは China Mobile
※ローミング利用につきパケット定額の範囲外となるため、再試行はせず必要最小限のアクセスにとどめた

大会期間中だから緩くなっていたのか、ローミングだから良かったのか。どうなんでしょう。よくわかりません。

2008-08-30

Beijing (4)

次は国家スタジアム(通称鳥の巣)周辺での撮影。やっぱ来たからには撮っとかんとね。
今回もともと観戦目的ではないのでチケット持ってなかったけど、すぐ傍までは行けるんじゃねー?と思い、とりあえず地下鉄10号線 北土城駅まで行く。この10号線やオリンピック支線、空港への線などはこの度オリンピックにあわせて開通したようで、ほんと7月とかに開通したばかりのようです。今回のオリンピックによって、北京という街は劇的に変化したみたい。きっと東京もそうだったに違いありません(以前「荷風 vol.17」を読んだ)。

北土城駅でオリンピック支線に乗ろうとするも、係員から観戦チケットが必要だと言われる。なにー!近くまで行きたいだけなのに、乗せてもくれないとは!(※大会期間中の特別措置のようです)
周りで写真撮りたいだけなんだけど、どうすれば近くまで行けますか~?と係員に尋ねたら、1番路線のバスで4番目の駅で降りれば大丈夫です、とボランティアのおねーさんが丁寧に教えてくださいました。ありがとうおねーさん!


あっ鳥の巣だ。左は国家水泳センター(通称ウォーターキューブ)。KITAJIMA!

ということでバスで鳥の巣の近くまで来た。しかし、やはりチケット持ってる人が通過できるゲートから先には入れず、結局遠巻きにフェンス越しに眺めるしかない状況。これはひどい。おまえらはここから見てろという感じ。もっとさー、鳥の巣に触るとかしてみたかったのに。うーん仕方あるまい。日が暮れてきたしなぁ。とにかく撮影だ!






ベストショット。中央でちらっと光ってるのは聖火

あたりは写真撮る人やダフ屋でごったがえして大混雑。渋谷のスクランブル交差点並。パフォーマンスをする人も。お祭り状態。


人いっぱい




自称チャリで中国一周したって人。ほんとかなー

この後前門に戻って、ライトアップがきれいな前門大街をふらふら。
一日歩きまくった疲れと、実は全聚徳で北京ダックを食べる予定だったのだけど閉店時間になっていたというショックもあり、文字通りふらふらだった。晩御飯は前門大街からちょっと入ったところのご飯やさんにお世話になりました。北京ダックは帰りの空港で一応食べたよ。


前門大街


千と千尋の世界

あくる日の最終日、フライトは15時くらいなので午前中は景山公園に行く。景山公園は宿から割と近いので歩いて行った。


景山公園(オリンピック仕様)

ここは小高い山になっており、山頂に建つ万春亭から南を見下ろすと故宮が一望できるという絶好の撮影ポイントとなっている。


登る


登る


ついたー



スモッグで曇ってるのは北京らしいんでしょうか


おまけ:パンダリョーシカ



2008-08-28

Beijing (3)

次は天安門広場。いわくつきの場所ですね。政治的な事を述べるつもりはありませんが、当時のことに思いをはせながら、どうか開けた世界になって欲しいと願います。

2号線 前門駅下車。大会期間中だったため、セキュリティチェックが激しかった。まず、地下鉄の各駅に臨時の荷物検査機と係員が配備されている。乗客は電車を利用する毎に改札手前で荷物をコンベアに載せて検査機にかける必要がある(但し改札を出て出口に向かう場合はスルーでOK)。しかし前門駅ではさらに改札を出た地上にて人力による荷物チェックがあり、バッグを開けさせられた。天安門広場周辺だからだろうか。かなり気合入ってましたね。


正陽門(前門)の裏


天安門広場の中央。オリンピック仕様


何本もあるでかい照明(とスピーカー?)


天安門。ママチャリがなんか平和

天安門広場と天安門の間には片側4車線+二輪の幅の広い道路があるため(マラソンはここを走ってましたね)、天安門に行くには地下道を抜ける。



そして天安門をくぐる。その中には故宮があるわけだが、故宮に本当に入るには午門をくぐる必要がある。しかし午門の手前まで来たのに16時で入場終了らしく、ぎりぎりアウトでした。残念。時間調べず適当に行ったのがまずかったねー。


天安門くぐった。端門


端門くぐった。午門。この奥が故宮


しかしここまで!行かれる方はどうぞお早めに

出店で買った緑茶(ペットボトル)に砂糖が入っててうひー。
タイでも確かそんなことあったな。なんで緑茶に砂糖入れるん?
でも世界には「なんで紅茶に砂糖入れるん?ホーリーシット!」って思う人もいるだろうから、いいか。

2008-08-27

Beijing (2)

あくる日、まずは万里の長城へ。北京から近くて行きやすい長城は「八達嶺(バーダーリン)長城」。行き方は予めネットで調べておいた。

地下鉄2号線 積水潭駅下車 B出口 → 右手に見える徳勝門まで行く → 徳勝門の裏にある919路のバス停からバスに乗る(出発してから車内で清算、ICカードOK)

途中ガイドさんが長城の説明をしてくれるのだけれど、中国語なので分からなかったのがちょっとくやしい。バスを降りて登山口みたいなところからしばらく上へ歩く。すると広場があってそこが八達嶺の入口となる。大会期間中ということで荷物検査があった。入り口を入って右側の嶺に登った。


壁が入口


荷物検査(仮設)を受けます


よーし登るぞ


「落書きしないで下さい」しかし・・・


落書きだらけ。世界遺産ですよ?ひどいね


所々に見張り台が


中は涼しい


オリンピック仕様ですね。このスローガンは至る所で見かけた





汗だくになりながら、結構きたなーって感じがする途中の休憩ポイントまで来て先を見ると、なんとまだまだ先が延々と続くではないか。しかも人が行列をなして詰まっている。こりゃ無理!他に行きたいところもあるしー。と思って入り口まで戻る。


この延々具合。しかも凄い人

最初の登山口の所にあるご飯やさんで汁そばを食べて、徳勝門に戻るバスに乗る。

2008-08-25

Beijing (1)

オリンピック閉幕しましたね。
8/18から20まで北京に行ってきたよ。観戦目的じゃなく観光です。

今年できたばかりの超きれいな北京空港第3旅客ターミナルを出て、速攻で交通ICカード「一卡通」を買う。これは丁度 Suica のようなカードで、あらかじめチャージしておき地下鉄やバスでピッとタッチして利用でき、いちいち乗車券を買うことに気をとられなくて済むので便利。実際、今回移動には地下鉄とバスを利用しまくったので、すごく活躍した(タクシーを一度も使わなかった!)。チャージ金額は、200元くらい入れておけば数日間足りると思う。
北京は地下鉄とバスが充実していて(オリンピックにあわせて急ピッチで整備されたわけですが)、まるで東京にいるかのようだった。


Suica的カード

宿は安宿~ちょい高の間で王道?らしい「Lu Song Yuan Hotel(侶松園賓館)」のシングルをネット予約で。空いてなかったらドミトリーでいいやと思ったけど、幸運にも空いてた。大会期間中の値段といいながらも朝食つきで600元/日ということでまあまあいいんじゃないでしょうか。ファシリティも良かったです。お湯の出が安定しなかったりトイレの水圧が足りなくてうんこがなかなか流れない点はご愛嬌。


170年の歴史をもつというレトロな建物。でもドアは電子ロック

2008-08-21

ホイライラ~


ザ・万里の長城

娘っ子さん皆かわいい。
男子は大抵スポーツ刈りか丸刈り。
オヤジのメタボ率高し。
そんな北京に行ってきたよ。

只今写真を整理しております。

2008-08-16

ペキン行きます

iPhoneの発売でますます「iなんとか」がトレンドになっている昨今。
こんなのもあるよ。

iShit - Flush my toilet over the internet

2001年から既にあるみたいですが。iShit。響きがいいですね。
これは個人のプロジェクトで、サブタイからしてわかると思いますが、ネット経由で自宅のトイレのウンコを流すことができるという素敵システム。
やべ!今日ウンコ流し忘れてきちゃった!!という場合も安心ですね。これぞユビキタス!

って・・・。

さて、遅めの夏休みで北京に行ってきます。オリンピック観戦はしないです。
ウワサのグレート・ウォールならぬグレート・ファイアウォール具合も試してみます。
もし1週間たっても書き込みなかったら、当局に拘束されたと思ってください。

2008-08-05

8/3 大谷石(後編)

あつ~い外に戻って、どうしよっかなー帰っちゃおうかなーと考えながら、とりあえずバス停まで戻ってきてふと道路の反対側の丘を登ってみたところ、ここにもバーンと採掘場が(ただし地上)。ここら辺は至る所にこうした採掘場があるようです。この採掘場が現在稼動中のものなのか、採掘終了したものかはわかりませんが、雑草が比較的若いので人の出入りはあるようです。でも人が居なかったので、ちょいとお邪魔して撮影しちゃったよ。



自然の岩山が切り崩され、人工的な穴が開いている。
他の鉱山では、採掘したものを精錬する機械設備などがよくあるが、石の商売の場合、削り取ればそのまま商品となる点が他と比べてシンプルだと思う。もちろん意匠としての加工はあるけど。



ちょっと中を覗いてみる。



ポッカリ。



もうね、興奮と暑さで、汗だく。



廃墟っぽいといえばそうだけど、人工物が殆どないせいか、清潔な感じさえする。



最後に大谷寺(大谷石の崖に石仏が彫られている)を参拝して帰ろうかと思ったとき、小高い丘の上に「いかにもな感じ」の廃墟が視界に入る。しかし行き方がよくわかんなかったのと、それも見たら完全に日帰り無理だなーという自己判断により、遠巻きに外観だけ撮影して帰った。



↑「いかにもな感じ」の廃墟。
かなり廃墟魂をくすぐられたが、今回は引き上げ。
帰ってからググったところ、実は廃墟好きの間では結構有名な物件らしいことがわかった。
昭和30年代に開業したヘルスセンターであったとのこと。なお、近くの民宿のおじさんは「あれは…ドライブインでございました。」と遠い目で言っていたよ。
もしまた機会があれば。そのときにまだ残っていれば。

(all photos in this article licensed under CC: by-nc)

(廃墟に関する意思表明)

・自然の儚さを鑑賞するのが好きです。廃墟というのは「ある」から「ない」に変化する際の一瞬の現象でしかないです。
・故意に破壊したり手を加えるのは嫌いです。
・きもだめしやサバゲーは周辺の住民の迷惑となるのでやめましょう。

8/3 大谷石(前編)

宇都宮に大谷という地域があり、古くから良質の石が採れることで知られています。
軽くて加工しやすく、火に強いこの大谷石、実は住宅の壁や塀など日常的に結構使われています。旧帝国ホテルに採用され、関東大震災にも耐えたということで有名になった経緯があるそうです。

採掘後に残った巨大な地下空間の一部をそのまま公開している「大谷資料館」に日帰りで行ってきました。


バス停で降りて少し歩く。あちいー。既に汗だく。


大谷資料館到着。


坑内へ。涼しい~。てか寒い。長袖持ってきて正解。

(以下クリックで大サイズ)















(all photos in this article licensed under CC: by-nc)

涼しくて幻想的で、かなり良かったです。
しかしこの後、せっかく涼んだのに再度日中の撮影でまた汗だくになるのだった。