2010-09-16

軍艦島 (2)

ずっと行きたかった、軍艦島(正式名称:端島)。
石炭採掘の小さな島にもかかわらず、工員とその家族が高密度の高層住宅に住み、最盛期には5000人を超える人口を有した。
採掘坑道の最深部は海面下1000メートルにも及んだ。
島には住居アパートをはじめ、病院、学校、商店、映画館、パチンコ店、遊郭まであったという。
家庭の経済状況は潤沢で、三種の神器の普及率がおしなべて高かった。
操業当時の生活の様子を写した写真やカラーフィルムも、結構、残っている。
ちなみに、端島出身の声優さんがナレーションをつとめ、当時を回想する構成のDVDが売られている。

石油へのエネルギー需要の転換に伴い、1974年に閉山
以降、朽ちるに任せる無人島となる。
とりわけ廃墟好きにとっては、廃墟の代名詞ともいうべき特別な存在感で知られる。
長らく立ち入りが禁止されていたが、長崎市が一部区域を整備し、区域内に限り安全に見学可能となったことから、2009年4月に観光上陸が解禁された。

・・・で、一人で行こうかなと思ってたんだけど職場で奇特にも行きたいという人がいて、結局4人で行きました。軍艦島以外には、龍馬ゆかりの地など。

今回「やまさ海運」のクルーズに申し込み。2回上陸する予定でいて、台風で予定がずれたりしたけど、結局なんとか 9/8 の午後と 9/9 の午前の2回上陸できました。

カメラは相変わらず EOS Kiss Digital X 、
レンズは1回目を望遠の EF70-300mm f/4-5.6 IS USM
2回目を広角の EF-S10-22mm f/3.5-4.5 USM
でのぞみました。
以下写真は1回目と2回目が混ざっています。

建物名は『軍艦島 全景』(三才ブックス)を参照しています。


70号棟:端島小中学校


70号棟:端島小中学校


(奥)65号棟:報国寮
(手前)資材倉庫


端島神社神殿


鉱業所側岩盤
(上)貯水タンク
(右上)3号棟


(奥)70号棟:端島小中学校
(右)貯炭ベルトコンベア


(左)肥前端島灯台(閉山後に建てられた2代目)
(右)貯水タンク


物撮り


総合事務所付近


総合事務所


第二竪坑 入坑口










海底水道取込口(対岸の三和町から6500メートルもの送水管が敷かれた)


鍛冶工場付近




30号棟:グラバーハウス(大正5年に建てられた国内最古の鉄筋アパート)


30号棟アップ


30号棟裏側


31号棟


仕上工場


仕上工場


南部プール

また続きます。

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