2008-02-12

自動フォルダタイプ設定の無効化(Vista)

Vista のエクスプローラ(マイコンピュータとかのこと)でファイルを表示する際の話。

私の場合長年 Windows を使ってきて、表示項目として「名前」「サイズ」「更新日時」「属性」が表示されていれば事足りるという結論に達した(ファイルの所有者が重要な場面においては「所有者」表示もあり)。
なので仕事場のPCを Vista にしてからというもの、イライラさせられっぱなしなのだ。というのも、これでよい、もう俺はこの項目しか要らない、と項目をカスタマイズしたところで、少しの間は覚えていてくれても、すぐに Vista が勝手にフォルダタイプを変更し、表示項目をぐちゃぐちゃにしてしまうのだ。しかも変更具合が毎回異なったりしてキモイ!
で、いちいち手動でそのフォルダをカスタマイズしなおすのだが:

・表示項目を選びなおす
詳細表示の項目ってすさまじい数の選択肢があって、この中から自分好みの項目を見つけ出すのがとにかく殺人的!無理!作ったやつばかじゃないの?

・フォルダタイプを「すべての項目」に戻す
これでもいいんだけど、そのフォルダ内に隠しファイル desktop.ini が生成されてしまうのでダメ。これは対処療法であって根本的じゃない。

表示項目をベストな状態にカスタマイズした直後の例:

これでずっといてほしい。

Vista によって勝手に表示を変えられた例1:

音楽ファイルが無いのにアーティストとかジャンルとかあって滑稽だ。

Vista によって勝手に表示を変えられた例2:

同じフォルダなのに何でこうなるか?

選択可能な詳細表示項目はこれだけある:


各フォルダ毎に存在するフォルダタイプの設定:


そこで、根本的な解決をすることにした。即ち、このファッキンな自動フォルダタイプ設定(Automatic Folder Type Discovery)を無効にするというものだ。

まず、参考にした解説の意訳を書く。多少翻訳が違うかもしれないが意味合いは変わってないと思う。
Vista でユーザがマイコンピュータやマイドキュメントなどのフォルダを開くとき、Vista のシステムはそのフォルダが何であるか自動的に調査を試みる。つまり、フォルダに入っているファイルの種類によってフォルダタイプを決定し、それに応じた表示設定をセットする。
(中略)
しかしながら、この機能はさまざまな理由により適切に動作しないことがある。一番典型的な問題はフォルダに間違ったフォルダタイプがセットされてしまうことだ。たとえば、写真が無いのに”Pictures and Videos”のフォルダタイプ、曲やMP3が無いのに”Music Details”のフォルダタイプといった具合だ。より悪いのは、\Windows や Vista のシステムルートドライブ配下のシステムフォルダでは、ユーザアカウント制御のセキュリティ制限のため「カスタマイズ」タブが削除されていることだ。従ってこれらのフォルダはユーザが手動でフォルダタイプを変更することはできない。

もしユーザが望むなら、以下のレジストリキーをセットすることで Vista の自動フォルダタイプ設定を停止することができる。これにより Vista によるフォルダタイプの決定が無効化され、ユーザがすでに設定済みのフォルダタイプに対する突発的な変更も起きなくなる。従って、ユーザによるフォルダタイプとビューのカスタマイズは自動的に上書きされることなく記憶され、使用される。

重要:自動フォルダタイプ設定をオフにし無効にするには、まずフォルダタイプと表示設定のリセットを行うこと。その後次の手順に従うこと:

1. レジストリエディタで次の場所を開く。
  HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Local Settings\Software\Microsoft\Windows\Shell
2. Shell を右クリックし、「新規」「キー」をクリック。
3. 新規キーに「Bags」という名前を付ける。
4. Bags を右クリックし、「新規」「キー」をクリック。
5. 新規キーに「AllFolders」という名前を付ける。
6. AllFolders を右クリックし、「新規」「キー」をクリック。
7. 新規キーに「Shell」という名前を付ける。
8. Shell を選択し、右ペインの何もないところを右クリックし、「新規」「文字列値」をクリック。
9. 新規値に「FolderType」という名前を付ける。
10. FolderType をダブルクリック。
11. データに「NotSpecified」を入力し、OKをクリック。
12. マシンを再起動。

これで自動フォルダタイプ設定がオフになる。

次に、文中紹介されているフォルダタイプと表示設定のリセット方法の意訳である。
(中略)
以下のレジストリ変更はすべてのフォルダの表示設定とフォルダタイプ設定を削除・リセットし、関連するレジストリキーの再構築によりデフォルトのきれいな状態にする。エクスプローラに記憶されているすべてのフォルダ設定(表示状態、ウィンドウ位置、ソート順、項目情報、フォルダタイプ、ツールバー状態、検索結果表示)は消え、オリジナルのデフォルトにリセットされる。これは今回の問題を治すが、すべての関連したカスタマイズは消失する。従って以下のステップを行う前にレジストリキーのバックアップを取っておいたほうがよい。バックアップするには、キーを削除する前に「エクスポート」をクリックする。

1. レジストリエディタを起動する。
2. 次の場所を開く。
  HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Local Settings\Software\Microsoft\Windows\Shell\Bags
3. 左ペインで Bags キーを右クリックし、「削除」をクリック。
4. 確認プロンプトで「はい」をクリック。
5. 同じ階層にある BagMRU キーを右クリックし、「削除」をクリック。
6. 確認プロンプトで「はい」をクリック。
7. レジストリエディタを閉じる。
8. マシンを再起動するとレジストリキーが再構築される。
9. ログイン後、エクスプローラのフォルダオプション>表示タブを開き、「各フォルダの表示設定を保存する」にチェックが入っていることを確認する。
10. エクスプローラ上でフォルダの設定をしたら、設定を保存するためウィンドウを閉じる。Vista はウィンドウを閉じた時点でのフォルダの状態のみを記憶する。
(後略)

この二つの解説を総合し、私が実際やってみた経験からすると、次の順序が最適かと思われた。

1. 最初にフォルダタイプ:「すべての項目」にして詳細表示項目を希望の状態にしておく。
 (基本的には満足だがたまにVistaがめちゃめちゃにしてしまうという状態にする)
2. 二つ目の解説の手順で Bags と BagMRU のキーの削除までやる。
3. そのまま続けて一つ目の解説手順で新規キーとデータを作る。
4. マシンを再起動。

これでどのフォルダを開いても(※)、カスタマイズした表示項目を維持するようになった。MP3ファイルにおけるアーティスト名や評価など、余計なメタ情報をファイルから読み取らなくなったので、表示も軽くなった。

※マイコンピュータ(ドライブ一覧)はデフォルトがグループ表示であるなど、一部例外もある。

18 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

丁寧に説明されていて、わかりやすかったです。
同じ問題で悩んでいたので助かりました!

micky さんのコメント...

コメントありがとうございます。
なんとなく勢いで書いちゃってるところがあったりして客観的でない部分があったりしたらごめんなさいです。

匿名 さんのコメント...

ありがとうございました。
おかげさまで、ここ10日間ほど悩んでいたことが、解決しました!
フォルダ表示も、テキパキとして操作性も格段に向上したようです。(∂∂)♪

匿名 さんのコメント...

explorerの動作がXPとは違ってイライラしていたのですが、本当に助かりました。
XPからVistaに移行して、OSが余計な事ばかりするのでまいっていました。

匿名 さんのコメント...

ああ、皆さん同じこと考えてるんだなぁって思いました。
作ったヤツ何考えてるんだろう。

匿名 さんのコメント...

勝手にフォルダ表示が変えられてイライラしていました。
Vistaのバグだと思って諦めていましたが、貴方様の記事で直すことができました。
本当にありがとうございます。
とても助かりました。

匿名 さんのコメント...

この記事のお陰でVISTAが幾分マシに使えそうです。
表示が統一出来るだけでも助かる上に、
表示が凄まじく速くなって驚きました。
ありがとうございます。

匿名 さんのコメント...

Vistaにはほとほとあきれていたのですが、おかげさまで少しはましになりました。
メインはMacなのですが仕事でどうしてもVistaを使わなければならないので助かりました。
それにしてもどうして毎回毎回使いづらくなるような余計な機能を付加してくるのか。
その昔(10年以上前)、Windowsのパソコンを使い始めの頃hotmailが使い物にならないのでメインを他のフリーメールに変えたのを思い出しました。
今回は本当にありがとうございました。

匿名 さんのコメント...

vistaを使う羽目になって、こいつには本当頭を悩まされ続けていました。

ダンケ!

匿名 さんのコメント...

温厚な私は1年以上、Vistaのこの問題について、我慢してきましたが、本日ブチキレ、このサイトにたどり着きました。
 ありがとうございました。

匿名 さんのコメント...

vistaで最もイラっとくるのがこの問題ですよね。さっそく試してみます!

匿名 さんのコメント...

とても参考になりました。
ありがとうございましたー。

十六夜 さんのコメント...

とても参考になりました。
毎回[プロパティ]→[カスタマイズ]タブのフォルダの種類で「すべての項目」を選んでいたのですが、いい加減煩わしくなってきていたので、本当に助かりました。

匿名 さんのコメント...

こちらの情報を参考にして、しばらく快適に使っていたんですが、いつの間にかVistaの馬鹿動作が特定のフォルダで再発しました。
そこで、色々と調べてみたらこの様な記事を見つけました。

http://journal.mycom.co.jp/column/windows/016/index.html

自分のマシンのレジストリを確認してみると、
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Local Settings\Software\Microsoft\Windows\Shell\Bags
以下に記録されているキーの数が400個丁度でした。
どうやら、HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Local Settings\Software\Microsoft\Windows\Shell にBagMRU Sizeが記述されていないため、XP互換となる400個までの情報しか書き込めず、401個目以降のフォルダは馬鹿動作が再発してしまうようです。

この記事では、BagMRU Sizeを1にすることで解決させていますが、逆に私は5000を書き込んでみました。
すると、今まで何度やっても記憶喪失になっていたフォルダの設定がバッチリ解決しました。
レジストリを確認すると、401個目以降の情報もしっかり書き込まれています。

いつの間にか再発して困っている人は一度お試しを。

ちなみに、Windows7でもこれは直っていません・・・。

micky さんのコメント...

情報有難うございます!

私の環境でも確認しましたら確かに400まで埋まってました。でも今まで気づきませんでした。。
おそらく私の場合は、普段フォルダ表示項目の変更をまったくやらないため、特定フォルダの表示がリセットされてもリセットされたこと自体に気付かなかったというパターンではないかと・・・^^;

Windows7でも直ってないんですかぁ・・・

匿名 さんのコメント...

助かりました。
私は「ごみ箱」を開くたびに、いちいち「詳細表示」にして「削除日時」に並び替えなければならないので、イライラしていました。
やっぱり「ごみ箱」は「削除日時」の順番ですよね。

匿名 さんのコメント...

まさにこの情報を求めていましたっ!
これから、熟読して早速試してみます。

orangekanikama さんのコメント...

You are the man!