2007-12-09

Vista on Mac mini (2)

前回の続き。

[アプリケーション]-[ユーティリティ] とたどり「Boot Camp アシスタント.app」を実行。
Boot Camp アシスタントは、Windows用パーティションの確保とEFI(従来のBIOSにあたる)の設定変更などによるデュアルブートの準備などを自動で行ってくれる。



パーティション作成で、HDD全体に対してどれ位の割合をWindowsに割り当てるか聞かれるので、分割部分の中央の点をドラッグして割り当てを調整する。これは非常に直感的で分かりやすくて良かった。自分の場合、仕事でWindowsをメインで使うので、アプリやデータ用にWindows領域を多めに確保しておいたほうがよいと思われ、結構悩んだが(後になって増やしたり減らしたりするのは通常、容易なことではなかったりリスクを伴うことなので最初に一発で決めておくのが大事)、結局、Mac OS に40GBを残し、残りをWindowsに割り当てることにした。Windows領域は71GBとなった。「パーティションを作成」ボタンにより、Windows領域が確保された(多分この段階ではFATフォーマットなんじゃないかとなんとなく予想)。



準備完了の画面。順調である。ここでDVDドライブにWindows VistaのインストールDVDを挿入。今回インストールするVistaのタイプは、Ultimate の32ビット版である。そして「インストールを開始」をクリック!

すると画面が暗くなり、再起動するかと思いきや・・・しばらく待っても暗くなったままだ。うーん?あと1分待ってみよう。・・・うーん変化なし。さらにあと1分。・・・変化なし。何だろう?電源ランプは・・・消えている。。じゃあ電源ボタン押してみよう。ポチ。・・・・・電源入らないぞ。むむ?

しばらく考えた後、電源ランプ(Mac miniでは本体前面の右下にある小さな点)に手をかざしてよくみたら、なんかすげー薄く光ってる!何これ?電源ON?それともOFF?・・・光ってるってことは一応ONなのか。

(#のちにインストールが終わって普通に使い始めてからも、電源ランプが勢いよく光っている日もあれば元気のない薄暗い日もあって、いまだ謎である。気まぐれ?)

で、反応ないので仕方なく、電源ボタンを長押しして強制切断、再度押して電源投入を実行。無事電源が入り、DVDから起動し、Vista のインストールが開始された。インストーラは最初からかなりWindows GUIで、XP以前のテキスト表示に比べたらすごい進化だと思った。

インストール開始してまもなく、Vista のインストール先パーティションを尋ねられる。ここが一番重要で、間違ったパーティションを指定するとMac OSがおじゃんになることも。パーティションはBoot Camp アシスタントの説明にもあるように、「ディスク 0 パーティション 3 BOOTCAMP」を選択する。それ以外は選択してはならない。選択したら「ドライブ オプション」をクリックし、「フォーマット」をクリックする。これにより、Vistaをインストールするために必要なNTFSフォーマット(Windows NT系から受け継がれているフォーマットでFATより効率が良く信頼性が高い)で指定パーティションが再フォーマットされる。フォーマットが完了すると名前が「ディスク 0 パーティション 3」に変わる(BOOTCAMPの文字が消える)。「次へ」をクリックしてインストールを続行する。

これでもう後は放っておけばインストールは自動的に完了する。一旦ファイルがコピーされてからの展開はかなり速い印象を受けた。メモリ量やディスクのアクセス速度に依存するのかもしれない。
最後に「ありがとうございます」とだけ表示される何だか妙な感じの画面が出たので記念にパシャリ。



Vista インストール完了。



次に各デバイスを認識するためのドライバ(とBoot Campのユーティリティ)を入れる。Mac OS X Leopard のDVDの中にそれらのドライバが収められているので、Vista のDVDを取り出し、Leopard のDVDを挿入する。自動的にインストーラが起動する(起動しない場合は手動起動)。これもすんなりと終了する。

再起動してWindowsのデバイスマネージャを開き、認識していなかったり妙なことになっているデバイスが存在していないか確認する。妙なことになっているデバイスのツリーは最初から開いた状態になっているはず。ツリーが一つも展開されていなければ問題ないと思う(でも俺は全部開いて確認しちゃうよ)。



Aeroも有効だ。ウィンドウ枠が磨りガラスっぽい。やったね。でもウィンドウ境界を識別しづらいな。まあ今後調整していくとしよう。

「Boot Camp コントロールパネル」はタスクバーに常駐している。機能としては、起動ディスクの切り替えや赤外線リモコンの有効無効など。Mac OS X 側にも同様の設定が存在する。



起動切替えに関して、このコントロールパネルで行っても良いが、起動時のキーボードショートカットがスマートで良いと思う。

起動時のOS選択:
Option(Alt)キーを押しながら起動

これで Mac OS X と Windows Vista のどちらを起動するかを選択するメニューが表示される。←→で選び、Enterで起動する。

Windows Vista ではデフォルトでは終了のボタンを押すとシャットダウンではなく、スタンバイ(それも、ディスクにもデータ退避する「ハイブリッド スリープ」)となるらしい。シャットダウンは終了ボタンの横のサブメニューを開くと出てくる。これはこれで良いが、だがしかし「シャットダウン」という行為はいわゆる一つの礼儀作法みたいなものを考えた時、気持ちの良いもの。(?)いや、むしろ電源切ったつもりでいて、実はそれは電源を切ったことになっていないというのは気持ちの悪いもの。・・・で、スリープではなくシャットダウンするようにするには、「電源オプション」で設定を変える。「[スタート]メニューの電源ボタンの操作」という項目に対する設定を変えます。ここも参照。

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