2008-04-20

病の起源を見て勝手にSF

Nスペ「病の起源」第2集を見た後でまとめ。

・そもそものヒトの皮膚の色と日照の関係の話。日光が強い地域(赤道付近帯)では皮膚のメラニン量を増やし、日光が弱い地域(より極に近い地域)ではメラニン量を減らし、身体に受ける紫外線量を調節してきた。そうして何万年もかけて太陽との折り合いをつけてきた。
・現代になり他の地域に簡単に移住することができる時代になって問題が発生。メラニン量の多い褐色の肌を持つ人々が北欧などの日照の弱い地域に移住したことにより必要な紫外線量を得られず、慢性的なビタミンD不足となる事例が。メラニン量の少ない白色の肌を持つ人々がオーストラリアなどの日照の強い地域に移住したことにより過剰の紫外線量を受け、皮膚がんを発症する事例が。
・紫外線が自分の肌に対してどれだけ必要かということであり、多すぎても少なすぎてもNGである。

ところでビタミンDとは:

・ビタミンDは太陽光に含まれる紫外線を受けて体内で生成される。
・ビタミンDの主な役割はカルシウムの骨への吸収の手助けなど。
・不足すると骨の成長や修復に支障をきたし、骨が脆くなる。

ここから、勝手に脳内SF。

X年後の世界1:

オゾンホールの拡大により、地球全域において多量の紫外線が地表に照射。数秒日に当たっただけでも酷い水ぶくれになるので、人々は特殊な生命維持スーツに身を包んで外出。タイトフィットでおっぱいが異様に強調されてる綾波レイのアレみたいなスタイルが渋谷で人気。ビタミンD錠を正規に買うと高いので、安くて怪しい錠剤が地下の闇市で取引される。戦闘用メタルスーツを装着した警官が潜入捜査。

X年後の世界2:

止まらない大気汚染によるスモッグや連日発生する巨大台風、増え続けるスペースデブリも手伝って、世界中の日照条件は極端に悪化。どうせ外は今日も嵐なんだし外出する人は誰一人としていない。バーチャルリアリティ関連の技術が向上して Windows28 では新たに触覚/嗅覚/味覚をそれぞれ32ビットの分解能で通信可能なプロトコルが標準で搭載される。人々はVR装置を使って仮想空間に外出し、ショッピングする。ビタミンDは定期的に自動点滴される。VR装置から延びる輸液チューブにはM$のロゴ。裏原地下街の紫外線サロンがティーン達に人気。

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