2009-08-02

サマーウォーズ

サマーウォーズをTジョイ・大泉のレイトショーで観た。
レイトショーだけど人はかなり入って満員に近かった。

長い間僕の中で、夏の冒険モノといえば定番「トトロ」、「ぼくらの七日間戦争」(これはアニメじゃないね)だったのですが、「サマーウォーズ」が加わりましたね。

脚本がすごく良いと思いました。幅広い層にグッとくるのではないかと思います。PCヲタ、ネトゲヲタ、軍事ヲタ、ガジェットヲタ、そしてなによりアニヲタ・・・って最早、いちいちヲタで区切るべきじゃないですね。それらのエッセンスが、決して濃すぎない絶妙な加減で配分されてるんです。そして田舎の大自然。コントラストの強い山と空を背景に、軒下で夏野菜を食う、うちわ、手ぬぐい、風鈴。セミ。そのなかで最新ガジェットをいじるギーク。この構図、今日では特別なものじゃないんだよね。すごくあり得る風景。だから違和感なく、リアルに解釈できる。

それからディスプレイの中。ヴァーチャルの表現も見事でした。こちら側はヴァーチャルですよ、という前置きをあらかじめ設定することによって視聴者は割り切って視聴できる。なのでリアル側の制約を超越した突飛な表現を行っても違和感なく解釈できるという、いやー考えたね~。

あと超現実思考な女しゅうの言動と、血の気が多く、女しゅうからしたら馬鹿げたことばかり言ってる男しゅうの言動も、ステレオタイプではあるけれど、かなりリアルで好きです。男しゅうは実はものすごい戦いに挑んでいるのだけど、女しゅうにとっては、予約しておいた紅白まんじゅうを葬式まんじゅうに変更することが大事なわけです。
この真逆の視点、よく詰めこめたな~。ほんとすごいと思います。

おっ、ただ感想を書いてたら、気づいたら結構長くなりましたので、このへんで。

0 件のコメント: