2010-03-23
パン詰め合わせ
駅のパン屋は閉店間際になると値下げになるので、明日の朝にでも食べるかと、たまに買う。
売れ残ってるのを普通にトングで取ってもいいけど、パン5点が適当に詰め合わされてあらかじめ袋に入って500円になってるのもある。
自分も「このパンが欲しい」というのはとくに無いんで、このアソートパンを買う。この売り方は、早く在庫を処分したい店側と、適当に幾つかパンを買って帰りたい客側の双方にとってベストな売り方だと思う。
ところで新聞やテレビなどの既存メディア VS インターネット もしくは融合 みたいなメディア論が以前より注目されている。新聞のネット版のようなサイトを閲覧する場合を除き、基本的にネットの世界では、利用者が自ら情報を探してくる必要がある。まさにそこに「自分の大好きな情報をいくらでも取ってこれる」という快感を内在させているのだけど、ずーっと長期間この作業を継続していると、「その分野については何でも知っている」という全能感と裏腹に、何とも言えない空虚感を覚えるはずだ。覚えない? かな?
これはパン屋において、陳列されているパンの中から自分の好きなパンだけをひたすら買っている感じと似ている。
これに対して新聞やテレビ番組といったパッケージ商品の有利な点は、偶然の出会い感だ。たしかにある程度の率では、無意識的に自分が興味のあるコンテンツを探した結果、その新聞やテレビ番組を選択したのだけど、そのパッケージの中にはある程度の率で、まったく興味のない内容も混じっているものだ。
でももしかするとそれらのノイズともいえる情報が、その人の思考を豊かにするのかもしれない。バランス、だと思う。
アソートパンに含まれていたあんぱん、ただのあんぱんと思ってかじったら、桜あんだった。ニコッとした。(^^)
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